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げにあさましき有様かな、かくも我身ばかりをもてなし給ふにや

SNSやブログなどに批判ともいえない、文字に起こすのもはばかられるような言葉が並んでいます。
今年に入ってからの新型コロナウイルスによる不安や社会の混乱、経済の収縮に、イライラしたり感じるのも当然かと思います。
僕も不安や憤りに苛まれることも増えてきました。
ただ、日本人として、少なくとも人としての矜持は持ち続けたいと思っています。
さて、気分転換に僕の仕事で遊んでみたいと思います・・・
昔、測量中に自分のほぼ真上を飛ぶ飛行機をみつけて、
徒然なるままに、その軌跡を測距儀で追って対地速度を求めてみました
垂直に見上げた天頂をゼロとしたとき、夾角15度を移動する時間を計測。
一般的な中型旅客機の飛行高度から高度を10000メートルと仮定して
tan15度の値が0.2679であることから
その間の飛行距離が2679m、つまり2.68kmと算出されます。
ここで、かかった距離が11秒(0.0031時間)としたら、
2.68/0.0031≒864 (km/h)と考えられます。
昔、よく待ち時間に関数電卓の三角関数を使ってこんな遊びをしていました。
これは今、僕が治山工事で行っているダムの掘削時の測量杭設置の逆計算となります。
例えば、ダム軸の延長線上の引照点Aに測量機械を設置して、
ダム軸上の任意の点Bから距離3メートルの位置Cに杭を打ちたい場合。
BからAの距離を25mとしたとき、
ダム軸で測量機械の角度を0度にセット(0set)します。
直角三角形ABCの三辺はそれぞれ、
AB=25.00
BC=3.00
三平方の定理Aの2乗+Bの2乗=Cの2乗から
AC≒25.179となります。
ここで、tan-1(アークタンジェント)を使い、
tan-1(3.00/25.00)=6°50’34”が算出されます。
ここで測量機械をこの角度にセットし、光波測距により25.179mの位置に杭をうちます。
通常はX、Y,Zの座標を使うのですが、
重力式ダムなどのようにダム軸の延長線上に引照点をとっている場合、
この計算が遥かに早いので、僕はこれを使っています。
学校で学ぶ数学は嫌いでしたが、
現場で使うようになって、段々と楽しく思えるようになってきました。
物理や科学、地学も同様です。
さて・・・
いろんな業種、いろんな立場、いろんな位置で仕事や生活を送っている方がいます。
自分がしていることはよく理解できるのですが、
他人の事情やしていること、課題などは見えづらいものです。
自分だけが辛い、苦しいと思うと周りが妬ましくなったり
あるいは自分の苦境を他人や環境のせいにしがちです。
自らを省みることなく現金よこせ!と仰る方や
未だに不要な外出を繰り返す方など見るにつけ、
暗澹たる気分になります。
何度も繰り返していますが、敵は政府でも総理大臣でもなく、ウイルスです。
今は世界中が協力し、叡智を絞り、そうして一人ひとりが自覚を持って
できることをしていくことが大切なのではないかと考えています。
我慢も永続するものではありません
頑張りましょう。
Source: 草莽崛起 松浦明人の今こそ全力
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