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剣山登山ブログ 剣山から次郎笈

日曜日、いつもの子供のサッカーの練習がキャンセルになり、
急に予定が空くことになりました。
「そうだ、剣山に行こう」と思い立ち、子供達(小学生)を誘ってみるものの
反応はイマイチ…。
それならば今日はお父さんの自由時間とさせてもらおうということで、
私一人で剣山登山に行くことに。
朝7時、昔からの愛車、ヤマハ、セローをガレージから引っ張り出し
剣山に向けて出発!
つるぎ町から県道438号線に入り、クネクネとした道を快調に
私とセローはヒラリヒラリと走り抜けていきます。
8時半に見ノ越に到着。
7月の三連休の中日とあって駐車場はすでに半分以上が埋まっていました。
私はバイクなので、道端に止めるよう警備員に指示され、少し路肩の広い
場所に停車させ、途中のコンビニで買ったパンとコーヒーで軽い朝食を
とりながら、登山計画を思案することに。
以前、登った時はロープーウェイを使って西島駅に行き、
そこから30分程で簡単に頂上まで登ったのですが、
今回は見ノ越の登山口から歩いて剣山頂上へ、そしてそこから
次郎笈の頂上を目指すことを決意!
9時になり、登山口から出発です。
まずは剣神社で登山の安全祈願。
逆光でかなり画像が悪くなってしまいました。
剣神社の脇の道から山へと入っていきます。
登り始めの登山道の様子がこちら
坂がキツイ所もありますが、登山道として綺麗に整備されています。
20分ほど歩くと大きな岩が見えてきます。
その下に社があるのですが、ここが西島神社のようです。
思ったより小さい感じですね。この時、一匹のスズメバチが社の周りを
ずっと飛んでいて近づくことができなかったのでしっかりと確認できませんでした。
西島神社付近の登山道は岩の階段を登るような感じです。
ここから25分程歩いてロープウェイ西島駅に到着。
大半の人がロープウェイを利用しているようで、ロープウェイ降り場には
大勢の登山者がいました。
しかしこの日は本当に暑くて、日頃の運動不足のせいもあってか、ここまで登って
かなりの体力を消耗した感じです。以前、ロープウェイを利用して、頂上まで登っても
体力に余裕があったんですけど、今回はすでにバテ気味…。
ロープウェイで見ノ越から西島駅までの距離、約830m、時間にして15分程ですが、
これは利用する価値ありますよ。特に真夏は。
西島駅で15分ほど休憩して、ここから刀掛の松を通る尾根道を通って
頂上を目指しました。
西島駅から頂上までは3コースの登山道がありますが、
その中の一番最短のコースです。
尾根道の途中の景色。
枯れ木と空が幻想的です。
刀掛の松で少し休憩。
刀掛の松のすぐ近くで登山道が分岐していて、左に進めば
行場と言われる結構ハードな登山道があるのですが、こちらは次の
機会にして、先を急ぎます。
剣山本宮の趣のある鳥居が見えたらもうすぐです。
10時30分、剣山本宮宝蔵石神社に到着。
剣山頂上はもう数十メートルです。
こちらの鳥居はなぜかピカピカのステンレスというのが謎ですね。
とにかくこの日はホントに暑かったので、すぐ近くにある剣山頂上ヒュッテ
で冷たいものを飲もうと中に入って、ガラス張りの冷蔵庫の中をのぞいたところ
キンキンに冷えた缶ビールを発見!
この後の行程を考えると今飲んでしまうと動けなくなりそうで危険だなぁ~
と思いつつも冷えたビールの誘惑には勝てず1本だけならと購入。
景色のいいベンチに座り早速
「プシュ♡」
飲み始めると止めることができず、一気に半分程飲み干しました。
今、自分が登ってきた登山道を眺めながらキンキンに冷えたビールが
体に沁みわたっていきます。
もうね。最高ですよ。
あっという間にビールを飲み干した頃、天気はだんだんとガスっぽくなり、
涼しい風も吹き始め、ほろ酔いの私は予想通りベンチから立ち上がるのが
めんどくさーくなってしまい、そのままベンチでお昼寝です。
ふと、気が付くともう12時。
贅沢な時間を過ごして満足ですが、まだ今日の目標が達成できていない!
とりあえず剣山頂上ヒュッテで腹ごしらえです。
ごく普通のうどんですが、この場所で食べられる事がありがたいですね。
お腹も落ち着いたところで剣山頂上を目指して再出発です。
剣山本宮宝蔵石神社と剣山頂上ヒュッテの間の階段を登っていきます。
神社背後にある安徳天皇の剣を納めたといわれる巨石がこちら。
驚いたことに以前はなかった綺麗なトイレが山頂付近に新設されていました。
山頂付近全体はだいたいこんな感じ。
剣山という名前のトゲトゲしたイメージと違いミヤマクマザサの生い茂る
緩やかな丘といった感じの頂上付近。
平家の武者が平氏再興のために、馬の練習をした?らしく
「平家の馬場」と呼ばれています。
ミヤマクマザサ等、剣山の高山植物を保護する目的で
木道が作られているのでとても歩きやすいです。
そして
剣山頂上に到着!
目標の一つを達成です。
ガスって景色はイマイチでしたが頂上の看板を見るとやはり達成感は
ありますね。
しばし、頂上の空気?を堪能しました。
頂上から少し歩いた所で木道が終わり一の森への稜線が続いていますよ。
いい感じに登山道が続いてます。こっちにも行きたいな~と
一瞬、思いましたが、今回は次郎笈ということで木道を引き返しました。
さて、こちらが目指す次郎笈へと続く登山道です。
いざ、出発。
緩やかに見えますが、結構、坂がキツイんです。
最初の下りで、つま先と膝に痛みがきてしまいました…。
それでもなんとか下り終えて、しばらく平坦な道を歩きながら何枚か撮影。
途中には岩があったりします。
平坦な道も終わり、だんだんと登りになってきます。
登り坂もキツイ!
登る道中、すれ違う登山者の方とのちょっとした挨拶や会話がなんかいいんです。
「がんばって~」
「ここが一番キツイんよー」
「次郎笈の頂上はきもちいいですよー」
等々…。
同じ趣味、感覚の持ち主の方々と言葉を交わすことでモチベーションがあがります。
つま先や膝の痛みも忘れてひたすら登ります。
三嶺へと続く稜線。
次郎笈頂上までもうすぐ。
登る、登る、休憩、水分補給、登る、登る…。
そしてついに、
次郎笈頂上に到着!
相変わらずの天気で何も見えません。
次郎笈頂上は、この看板が一つあるだけの素っ気なさ。
剣山と比べると寂しい感じもしますが、逆にこのシンプルなところが
山に登ったぞーっていう達成感が強く湧いてきます。
剣山頂上にはたくさんの登山者がいましたが、こちらまで来る人
はあまりいないようで、私が登った時には5人程の登山者がいただけです。
次郎笈頂上から見た剣山。
本当に風が気持ちいいですよー。
10分程次郎笈頂上をウロウロして下山しました。
次郎笈から下山途中に見える剣山。
帰りは縦走路という道を通って下山しました。
この道もなかなかおもしろい。
石灰岩の道。
石灰岩の道から下を覗いたところ。
剣山御神水。
祖谷川の源流らしいです。
水量は少ないですが、常に湧き出ています。
倒木の間を切り取った道。
ジブリの世界観?
と、こんな風景を見ながら、登山口まで下ってきたらもう16時。
ホントに充実した一日でしたね。
しかし、つま先と膝は結構大変なことになりました(笑)
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